2021/04/20 19:00

【名機を産み出した日本人】



1982年、ズールネーションを立ち上げたアフリカバンバータ(Afrika Bambaataa / 1957-)が『Planet Rock』というテクノとHIP HOPを混ぜたような曲を出した事で、HIP HOPと他のジャンルの音楽を混ぜる、という考え方ができ始めます。


※ズールネーション…1973年にNYのギャング集団を統合して設立された”非暴力HIP HOP組織”。


ちなみに、この曲は現在もトラップで大活躍しているローランド社の電子ドラムマシーンTR-808(通称:ヤオヤ)がすでに使われていたことでも知られています。


※トラップ…サザンヒップホップ(アメリカ南部のHIP HOP)のサブジャンルで、よりダンス/クラブ向けのアップテンポな楽曲。近年、パーティー系のクラブでHIP HOPと呼ばれているものの大半はこれです。


現在のトラップミュージックに欠かせないこのTR-808は、当時Roland社の技術部長だった菊本忠男さんという方が開発しました。

(HIP HOPの発展に日本人が大きく関わっていると知るととても嬉しい気持ちになります!)


本来はここまでが”オールドスクール”と呼ばれていました。

ここから少しずつ、ゲトーの人たちによる構成プログラムだったHIP HOPは世間に認知されていき、黒人達がドラッグではなく音楽という真っ当な方法でお金を稼げるように進化していきます。


✅次回【KING OF POPとブレイクダンス】

4/24(Sat)19:00更新🖋お楽しみに!


 P.S.イラストはAfrika Bambaataa🖋


ストリートカルチャーの歴史を沢山の方に知ってほしいなぁと思い、週に2回ほど短編ストーリーを公開しています🖋

ご興味ある方は読んでみてください👓