2021/03/14 13:32

奴隷制度撤廃に効果的だったシットダウン戦略


ローザパークスの逮捕事件(通称:モンゴメリー・バス・ボイコット事件)を受け、これまで抑圧され続けてきた黒人たちのフラストレーションが一気に爆発。黒人の街アトランタで生まれたキング牧師(Martin Luther King Jr. / 1929-1968) の指揮のもと、平等な扱い、雇用や教育・住居など基本的な人権を求める公民権運動が始まります。

相手を殴り返すだけでは前に進まない。と、キング牧師は暴力なしでこの社会体制に対抗しました。

中でも一番効果的だったのは「シットイン」という座り込み作戦。
黒人たちは一部のレストランで、注文しても料理が出てこないどころか水すらも出してもらえないという差別を受けていた為、それに対抗する手段として「飯が出てくるまでずっとここに座って待っている。」と、店側との根比べに席を占領してひたすら待ち続けました。

4人の学生が先のことなど何も考えずに起こしたこの行動は、たちまちアメリカ全土に広まり、黒人たちは白人や警察が先に手を出してくるのを待っていました。すると、座っているだけなのに逮捕されたり、リンチされたり、、黒人たちを蹴散らすような事件が次々と起こり始めました。

つづく.......

P.S.イラストはシットイン作戦を始めた四人の学生
エゼル・ブレア(Ezell Blair)
ジョセフ・マックニール(Joseph McNeil)
フランク・マッケイン(Franklin McCain)
デイヴィッド・リッチモンド(David Richmond)
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✅次回は3/19(Fri)18:00更新🖋