VS CORONA APPついに最終作です！

この企画をやってみて想うことはたくさんありますが、長くなりそうなので総評は後日執筆します！w

というわけで、最終作はこちらです！

お釈迦様が【天上天下唯我独尊】と言いながら、生誕した瞬間の両腕をモチーフに描いて欲しいというご依頼でした。

天上天下唯我独尊の本来の意味は『この広い世界の中で、私たち人間にしか出来ない尊い使命がある。』だそうです。

我々人間の命に差別はなく、皆平等に尊い。

頭の良し悪しも関係ない。人種も性別も差別ない。

有名かどうかは関係ない。人気者かどうかも関係ない。

地位の高さも関係ない。働けず寝たきりでも関係ない。

皆平等に尊い目的を持っている。

そしてその目的とは『この広い大宇宙で、生まれてきたのは、幸せになる為だ』と、説かれています。

とはいえ、人生には苦悩や苦難もつきものです。

そういった悩ましさの原因こそが、3つの苦しみ・迷いの世界なんだそうです。

１）欲界：様々な欲望のみで生きている世界

２）色界：絵画や彫刻、音楽、文芸などの芸術の世界

３）無色界：物質を超越した精神の世界。いわゆる哲学、思想の世界。

ん〜深い！w

というわけで、お釈迦様の背景には生誕した瞬間の神々しさと、360度自分の意思で選択できる道筋を表現しました。

その内側には3つの世界（三界）を繋ぐ幾何学模様を置きました。

三千大千世界（三界）とは仏教の世界観における宇宙の単位で、三界がたくさん集まって世界は出来ていると教えられています。

併せて、幾何学模様はあらゆるものと密接な関係を持つとして重要視され、宇宙の法則を表す象徴的なものだとされています。

私自身、幾何学模様にはかなり魅せられていて、まだまだ深く追求する価値のある分野だと思っています。

そんな複雑な世界観をガラス越しに傍観している自分の目線でこの作品を仕上げました。

かなり難しかったですが、最終作にふさわしい深いテーマでした！

私の脳内もよく複雑だと言われますが、自分のキャパシティを超える複雑さを兼ね備えていて、

とても勉強になりました！

ありがとうございました＾＾

それでは次回は総評について執筆したいと思います★